みなさんはニッコウキスゲという野花をお聞きになられたことはありますか?
名前の通り黄色いユリに似た花をつけ、太陽の光と共に花開き昼過ぎに閉じるという割とご存じの方も多い綺麗な植物です。
日本には何種類かありまして、地元香住の海岸にはニッコウキスゲとは反対に夕日と共に花が開き、夜に閉じる「ユウスゲ(キスゲ)」という野花が大変有名です。 以前はたくさんあり、今子浦や岡見ではユウスゲの群生地で有名になりました。(サザエさんのオープニングでも描かれていましたよ)
この野花は見た目も綺麗ですが、食用としても美味しいらしく食べられるとのことです。
ここまで読んで頂いて察しの良い方は、なぜ”以前はたくさんあった”のに今は無いのかな?と思われた事でしょうが・・
お察しの通り、今では香住でも一部の地域(岡見公園)などでしか見る事ができません。(もちろん少し広い敷地で育てている方もおられます)
なぜ当館周辺でもたくさんあったのに見られなくなったのか。
先ほどもちらっとお話しましたが、食べても美味しい野花ですので・・
害獣(主にシカ)にとても食べられやすいようです。
当館でも実は去年、ガーデンに10株ほど植えておりましたが、次の日に全部なくなっておりました・・・ (かなしい)
今年はちょっと工夫して日当たりの良い2階のベランダで鉢に植えて育てていたんですが、やはり鉢だと限界があるらしく少しづつ枯れてしまう状態でした。
なので塀のあってやや日当たりの良い大浴場の小庭に植え替えすることにしました。
今年は難しいかもしれませんが、来年にはきっと綺麗な黄色い花を見れる事を信じて、また、いづれ丘いっぱいのユウスゲ群生地が見られるように、少しづつ増やしてあげたいと思います!
当館には他にも「ローズマリー」や「ミント」を育てています。
今後もこのブログ記事で紹介できたらと思いますので、乞うご期待です!